テラスって何でしょう。
テラスとはフランス語源で盛り土の意味ですが、建築では地面から少し高い位置に設置したタイルテラスのようなものを指すことが多いです。
その上の部分につける屋根の事をテラス屋根と言っています。
以前にもブログでも書いたかもしれませんが、日本の年間降水量(平均)は120日間ほどあります。3日に一度は雨が降っている計算になりますね。
テラス屋根をつけると少し生活が便利になるかもしれません。
そんなテラス屋根のお話です。
テラス屋根の特徴
タイルなどテラスを作ったらテーブルやベンチを置いてくつろいだり、洗濯モノを干したり布団を干したりとお庭の使い勝手が広がります。
しかしながら年間120日間雨が降るとなると使える日数が大幅に減ってしまいますのでもったいないですね。
そこでテラス屋根を付けてあげると使用日数も増えますし、利用用途が広がります。
テラス屋根
柱や桁、垂木といった構造部分についてはアルミでできています。
屋根材はポリカーボネートというガラスの100倍以上の強度があり弾力性がある樹脂素材の構成となっています。
アルミは基本的にはサビない(非常にさびにくい)素材ですので一度付ければ20年~30年と仕様ができます。
ポリカーボネートは15年~20年程度は使用できると思います。ポリカーボネート板は紫外線を99%カットしてくれます。また最近では熱線遮断や熱線吸収ポリカといった熱をカットしてくれる素材のものも大きな金額差なく付けることが出来ますので、
テラスで過ごすのに影を作りたい、部屋の中の冷房効率を高めたい、といった要望があれば熱遮断タイプを選ばれるとよいかと思います。
テラス屋根の種類
独立型テラス
以前は柱を2本建て、家側は外壁に固定する商品が多かったのですが、最近では外壁に傷をつけるとハウスメーカーの保証が受けられない、雨が外壁の中に入るのが心配という方が増えているので壁に着けない独立タイプのテラス屋根というのが流行っています。
カーポートをテラス屋根替わりに使うイメージです。この場合は外壁との間に隙間を空けて工事をしないといけないので、
外壁には取付するのですが、建物に負担がかからない隙間カバーというものをつけて独立型テラスを建て雨は入ってこないというやり方が主流となっています。
一般的なテラス屋根
もちろん今までのような外壁に固定しても大丈夫という場合は、通常のテラス屋根がよいかと思います。(お値段的にもお値打ちです。)
通常のテラス屋根で柱の位置も標準というもっともノーマルな屋根です。
先ほどのものとほとんど同じですが、移動桁・自在桁という言われ方をしていますが、よく見ると先ほどのものより柱が家側についています。
最初のタイプの商品だと雨水マスがあって建てられないとか、配管が通っていて建てられないなどの問題が生じたときにはこちらの商品である程度自由な場所に柱を移動して建てることが出来ます。
壁に固定してよければ2回のバルコニーにも屋根がかけられます。2階で洗濯ものを干される方は便利ですね。雨の日でも安心して干せますね。
また1階より2階の部屋は暑くなりやすいですが、屋根材に熱線遮断ポリカーボネートを使えば暑さも軽減されますよ。
竿掛けも簡単に取り付け可能です。
その他、木目調でおしゃれなテラス屋根もあります。
三協アルミ ナチュレ(独立仕様)
テラス屋根のデメリット
デメリットも少しあります。
ポリカーボネートは弾力性があるので強い雨の日はボツボツと雨のあたる音が多少気になります。
またガーデンルームのように全て囲われているわけでないので強風時には雨が降り込みますので、洗濯ものやテーブル・椅子が濡れる可能性はあります。
家に固定することで多少は家を傷つける事になるのは間違いありません。
価格帯は
また仮に人気のあるサイズ 幅2.7m×奥行1.5m程度で設定してみます。
独立型テラス 三協アルミ レボリューD 定価177,300円
工事費込み12万円程度
通常のテラス 三協アルミ レボリューA 定価134,000円
工事費込み10万円弱くらい
※地域・お店によって異なります。参考程度に
その他
その他お子様の自転車を置いたり、ちょっとした作業場として利用したり、観葉植物を置いたり、ワンちゃんのお昼寝場所になったり。
雨の日にお子様とビニールプールで遊んだりと屋根が一つあることでお家での楽しみや活動場所が広がっていきますよ。
梅雨時期から夏場にかけてもとっても便利なテラス屋根を検討してみてはいかがですか?
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