元々鉄道の線路の下に敷かれていたものを枕木と呼び、その役目を終えたものをお庭などでの利用が流行っていた時期がありました。
自然の風合いや設置の容易さなどもあって結構枕木のデザインも見かけましたが、
一時期枕木に含まれて入れたクレオソートという防腐処理剤に発がん性物質があるとの事で比較的使用が減少していました。
その後クレオソートが含まれない枕木材も出回りました。
現在は設置した枕木が腐って来た。シロアリが湧いて来てるけどどうしたらいい?と言ったご相談をちょくちょくもらったりします。
シロアリの駆除
シロアリが食い始めた枕木(デッキ材なども)の腐食度合いにもよりますが、取り急ぎ枕木の撤去は後でも、シロアリを駆除したいという場合。
殺虫をする殺虫剤、予防をする処理剤や防蟻材など殺虫と予防が必要です。
シロアリの脱皮を防いで殺虫して巣ごと破壊をするというシロアリの駆除剤です。
どこにでも設置できますので置くだけでシロアリ撲滅に効果ありです。
建物内へのシロアリの侵入を防ぎたい場合にはスプレータイプのエアゾールがお勧めです。
枕木だけではなくて家の中で木が傷んでいるような場所があれば床下にスプレーをしてみましょう。
殺虫及び1年間の長期間のムシ予防ができます。
1本で床下15~20m2に使用できます。 約10畳前後くらいに使用ができる計算です。
木材に塗布する塗布タイプの殺虫剤。
防腐・防蟻塗料
シロアリがつくのを防ぐ木材の防腐材を塗って予防する事も大切です。
枕木や木製品については3~5年に一度は防腐・防蟻処理をしましょう。
枕木・デッキ材の撤去・処分
枕木材の撤去や処分ってどうすればいいのでしょうか?
撤去はご自分でされる方も見えれば、業者に頼まれる方も見えるかと思います。
業者に頼まれるなら、大きさや撤去量、設置場所、設置方法にもよるでしょうが、1日大人一人で撤去できる量なら大体20,000円~30,000円くらいの撤去費用くらいが目安かと思います。
一方で処分はどうでしょう。
これも量によりますが、切り刻んで可燃ごみ袋の中に入れば可燃ごみでも出せる自治体が多いかと思います。
粗大ごみでも出すことが可能です。
こちらは一定の手数料が必要です。また自治体ごとに1.5m以下で、15cm角以下にして束にしてください等の決まりがありますのでその大きさにカットして出す必要があります。
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業者に頼む。シロアリ110番など暮らしの困ったことに対応できる業者さんに頼めば撤去から処分まで一括してまかせられます。
枕木・木調風の製品へリフォーム
コンクリート製品
既存の枕木材があった場所に、擬木(ギ木)と呼ばれるコンクリート製品に置き換えされる方もお見えになります。
コンクリートとは言えかなり見た目は本物に近いと評判も上々です。
木調タイル
再現性が高いタイル。
3Dプリンターなどで再現性が高く、しかも木目が1枚ずつ違うタイルが登場してきています。
省メンテナンスなので人気が高いです。
アルミ枕木材
アルミの角材に木目のラミネートを加工した商品も多く出ています。
以前のように年数が経つと剥がれたりしませんし、こちらもメンテナンスが必要ないので人気があります。
※タカショー アルミ枕木風角材 85×170×4000 ダークパイン
その他FRP素材の商品などもありますのでお好みのものを探してみるといいと思います。
まとめ
解体屋さんや産廃業者、シロアリ駆除業者など、目的によって必要な業種は変わってきます。
もちろん自分で出来る事は自分でやったほうがお値打ちですので基本的にはDIYがいいかなと思っています。
ただとてつもなく大変だったり、時間がなかったり、体がもう動かなかったり。
やって欲しいことを部分的に頼むというのも正しい選択肢です。
上手に情報を集めて楽しいお庭ライフを過ごしましょう。
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