広いお庭にウッドデッキ。憧れますね。
今の時代広くない庭に小さいウッドデッキかもしれませんが・・・
共働き世帯が多く何事も省メンテナンス・メンテナンスフリーがいい!!とお話がちらほら聞こえてくる昨今。ウッドデッキも天然の木材では人工木材が増えているようです。
ですので、人工木・天然木それぞれのメンテナンス方法を書いてみたいと思います。
人工木材・木粉入り樹脂デッキのお手入れ方法
①通常のお手入れ
デッキの表面についたほこり・ゴミなどほうき等ではきましょう。汚れた部分については雑巾・モップなど水拭きをしてください。
それでも落ちない部分については食器用中性洗剤を薄めたものをつかってスポンジ等で落としてください。
デッキブラシ等を使う場合はデッキ材の長手方向(筋がある方向)にそって軽めに擦りましょう。強いと人工木材は傷ついてします。
※商品を設置してすぐの雨染みもようは木粉からアクが出ているのでしばらく使用していると引いてくるようです。(メーカー談)
②雨染みの対処方法
表面のほこり、ごみを落としてからデッキ上に散水をして、まんべんなく濡らします。自然乾燥させると雨染が目立たなくなります。(シミの程度によります。)
頑固なシミの場合、黒ずみなどはキッチンハイター等の台所用漂白剤を使います。汚れを落としたい部分に漂白剤を塗布し、5分程放置します。その後水をまきながらデッキの木目方向に沿ってスポンジやデッキブラシで軽くこすりながら、しっかりと水で漂白材を洗い流します。
最後に軽く乾拭きをします。
(漂白剤は使用上の注意をよく読んでから使用してください。使用できないものもあります。)
③傷がついた場合
傷がついてしまった場合は市販のサンドペーパー(#60番)を使用します。
サンドペーパーにってキズが付いてる部分をウッドデッキの長手方向(木目)にそってぼかすような感じで軽くこすって行くとキズが目立たなくなります。サンドペーパーを使用する際は当て木やペーパーホルダーなどを使って力が均等にかかるようにしましょう。
※#60番はメーカー(LIXIL)推奨番号です。
天然木材のお手入れ方法
天然の木材はやはりその風合いの良さ、優しいイメージ、人工木材と比べ熱くなりにくいなど、人気がありますね。ただし、高級木材(ハードウッド)だと人工木材より価格が高い、やはり手入れが面倒とのことから最近では敬遠される方も多いです。
ただしっかりとメンテナンスを行えば長く使用して頂けるものですのでお手入れ方法を書いて行きます。
ハードウッド(イペ・イラウバ・ジャラ等)のお手入れ
①無塗装品の場合
水洗いをして汚れを落として乾かします。
汚れがひどく付着している部分には#80番から#100番のサンドペーパーで当て木を添え(ペーパーホルダーにセットし)汚れた部分を削ればOKです。
②塗装品の場合
塗装が薄くなってきたら再塗装を施します。
最初に塗装されたウッドデッキをお使いの場合は恐らくオイルステイン系の塗装がされていると思います。天然木の場合は木は呼吸をしていますので、通気性の良い塗装材で塗装をしなくてはいけません。ニスやペンキは通気性を損なってしまいますので、使用は控えた方が良いでしょう。オイルステイン系の塗料は通気性もよくまた色の種類も豊富にありますので、こちらの塗料にて再塗装をしましょう。
オイルステイン系の塗装剤は「サドリン」や「キシラデコール」などが有名でホームセンターなどでも販売しておりますし、ネットでも簡単に買えます。
サドリン
4Lで2回塗りで約25㎡ほど塗ることが可能です。サドリンは28色の豊富な色の中から選択ができます。
キシラデコール
同じく4Lで2回塗約25㎡ほど塗ることができます。キシラデコールは15色展開となっています。
要らなくなったお父さんのTシャツやタオル(毛が抜けにくい物)などでまんべんなく塗って頂き、乾いたら再度塗って乾かせばOKです。
どちらの製品も木の色見本よりは薄くなる傾向が強いので参考までにしておいた方がよいかと思います。
ハードウッドは基本的にメンテナンスをしなくても30年程度持つと言われていますが、色落ちはして行きますので、保護塗料を塗られるのも良いかと思います。
その他木材について(パイン材・杉材など)
ハードウッドと同じく定期的な塗装をされるとよいと思いますが、耐久性に関しては樹種によりかなり変わってしまいますので、ここでは割愛させて頂きます。
まとめ
人工木材は比較的メンテナンスが少なくお使いいただけます。
天然木材でもハードウッドはメンテンナンスが少なくてもある程度お使い頂けます。
ただし、色落ちしていくので定期的に保護塗料(オイルステイン系)を塗ってあげると長い期間綺麗に使って頂けます。
南面等日当たりが良い所は材料もすぐ乾き人工木も天然木も長持ちしやすいですが、北側であまり日が当たらない。湿気が多いなどの場所に設置してある場合はこまめに清掃、メンテナンスをしてあげることで長持ちをしますので、しっかりとメンテナンスをして快適なウッドデッキライフをお過ごしください。
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