仕事をする上で根性論や長時間労働で売上をあげようとする向きがありますが、そんな会社はダメだと思っています。
仕事に対する情熱であったり、根性という言葉自体が嫌いなのかもしれません。
情熱・根性ではなくどうすればいいのかという方法論で語って欲しいと思う人は一体どれくらいいるのでしょうか。
仕事に情熱は必要か
仕事で成功しようと思ったら情熱が必要だ。よく聞く言葉です。
ジャパネットタカタの高田明元社長などはまさしく情熱の人という感じですね。カメラ屋さんからラジオショッピング、そしてテレビショッピングまで、その人生の道程は見聞きするぼくらが感心してしまうほどの情熱とバイタリティを感じます。
情熱大陸やガイアの夜明け、仕事の流儀プロフェッショナルなどを見ているとまさしく情熱を感じます。(情熱という演出がなされているだけかもしれませんが。)
確かに経営者に目を向ければ情熱、思いの強さというのは絶対的に必要であると思います。しかしながら従業員においてはかならずしも情熱が必要だとは思いません。
従業員においては自分のスキルを持って確実に職務を遂行するということが出来れば情熱などなど無くてもいいと思ってます。
自分が仕事を心から愛し、情熱を持って仕事に取り組むことは素晴らしく思いますが、承認欲求が強くなり「これだけやっているのに評価されない。」等の情熱が空回りしてしまう場合もあるので、ある程度俯瞰で自分を見る事、冷静に自分と仕事の関係性を保つことが必要だと思います。
仕事とは目的なのか手段なのか。
というところに行きつくんですけどね。
業績が悪くなると聞こえてくる根性論や増える作業
会社の業績が悪くなって来ると会社は社員に改善を求めます。今までやっていなかった業務日報をつけろ。1日の行動予定を書いて提出をしろ。
など提出書類が増えたりするのはよくあることです。
また個人攻撃で
お前にはやる気が見られない。
根性が足りない。
情熱が足りない。
もっとやる気を見せろ。
休みの日も出勤するくらいの気概を見せろ。
だのと散々な事を言われてしまったりします。
基本的に改善をすべき問題は各社員が抱えているのではなく、会社(経営者)が抱えている場合の方が多く、社員に改善を促すのではなく経営者こそが改善策を講じるべきです。
今までのやり方で上手くいっていて、それが悪くなっていくと言うのは社員っがなまけだしたのではなく、今までのやり方が世の中で通用しなくなってきたと捉えるべきです。
よって後ろ向きな作業を増やすべきではなく新しいことをやるべく努力が必要となってきます。
今まで必要であったであろうことをやっていなかった場合は別ですが・・・
仕事はむしろ短時間化、簡易化すべきでる。
売上が落ちて、頑張れ頑張れと言われ長時間働き一旦は売上が上向きに推移していくかと思います。長時間化は従業員の疲弊を生み、必ずひずみを生んでいきます。
仕事は仕組み化され簡易化されるべきであるし、短時間化を果たせない企業に先は無いと思っています。
もちろんクリエイティブな仕事に関しては短時間化、簡易化という世界とはかけ離れていると思うので一概にすべての企業に当てはまるとはいえませんが、それでも出勤、拘束時間を短くしリフレッシュさせることは可能である思います。
専門性の高い仕事は人材を確保するのが難しかったり、参入の壁が高かったりしますのでどうしてもできる人が長時間が働く傾向がありますが、作業効率を上げる為の方法はいくつもあり、労働時間を今より短縮させることは基本的に可能だと思いますので、経営者はその努力をすべきであると思います。
最後に
こんなことを言われてもなんともならない。理想論だと思われるかもしれませんが、何かをしなければ何も変わることはありません。
経営者批判のような記事になってしまいましたが、社員のモチベーションをあげることは経営者の仕事であると思うし、根性で仕事をどうにかすると言う考え方は今時危険な思想だと思うので、情熱は会社の業績と社員に向けて発揮して頂ければと思います。
コメント