バルコニーはあるけれどあんまり活用していない。野菜でも育ててみたい。
雑草対策でコンクリートやタイルで舗装をしてしまったけどやっぱり家庭菜園を楽しみたい。
そんなお悩み相談を受ける時があります。
バルコニーではプランターをいっぱい並べるのもちょっと格好良くないし、もう少し大きいスペースが欲しい。
そして何よりも荷重はどれくらい耐えられるの?
という疑問もおありかと思います。
またコンクリートなどで一度舗装してしまったものを壊して菜園・花壇スペースを作るのも結構な費用がかかってしまいます。
そんなお悩みを解決できる商品が「システムファーム」です。
システムファーム
軽量のPP(ポリプロピレン)を使った組み立て式のブロック型花壇です。筋が見えているところは全部1つずのブロックで、レゴブロックを組み立てるように組んでいくだけですので、簡単にDIYで施工が出来、狭い通路でも運べます。
この60cm×90cm×3段(高さ約30cm) 重量約13kg
各部材サイズ・重量
名称 | 材質 | 重量 | 寸法 |
枠材 | PP | 140g | 縦59.5mm×横119.5mm×高さ115mm |
天板材 | PP | 29g | 縦59.5mm×横119.5mm×高さ25mm |
底材 | PP | 250g | 縦307mm×横3075mm×高さ15mm |
不織布 | PET | – | 縦1400mm×横1400mm |
組立方法
約30cmの底板を床に並べ、ブロックの枠材と天板材をはめて行きます。
付属で土がこぼれず水だけ通す透水シート(不織布)がついていますので、透水シートを敷いて、土を入れれば完成です。
完成イメージはこんな感じです。
この商品のいいところはまず軽い事。そして約30cm単位にはなりますが、好きな形にアレンジが出来るというところです。
バルコニーの耐荷重について
先ほどから軽いとお話をしていますが、ちょっとここでバルコニーに施工する場合の荷重の制限についてお話を少しだけ。
設計上住宅におけるバルコニーの耐荷重は180kgf/m2となっています。
簡単に言うと1平方メートル内で180kg以内の重さにしてください。という事になります。
10平方メートルのバルコニーがあったとすると平均的に1800kg以上載せないでねという意味合いになりますのであくまで大体1平方メートル以内の場所に180kgぐらいと目安で計算してもらえればいいと思います。
(0.5平方メートルで90Kg以内にしなさいという意味合いとは少し違うのでご注意ください。)
ちなみ上記のシステムファームの場合ですと土が約150Lほど入る計算になります。
※花壇における土の量の概算計算方法
幅(m)×奥行(m)×高さ(m)×1000×0.9=必要土量(L)リットルです。
例えば上記のシステムファームでいきますと
0.6m×0.9m×0.3m×1000×0.9=145.8Lといった具合で計算すればよいと思います。
0.9は花壇ぎりぎりまででは無く1割くらい下までで納める計算になっています。
水を流すと少しは沈みますので、入れながら調整して頂けるとよいかと思います。
入れる土ですが、例えば有名どころでいきますとアイリスオーヤマなど
こちらの培養土の重量が25L入りで13kg/袋になりますが、150L入れようとすると6袋となり13kg×6袋で=78kgとなります。
78kg+システムファーム13kg=91Kg それにプラス水+野菜などで180kg以内には十分収まりますので安心してお使いいただけます。(水は余分な分は床に流れます。)
もちろん地面の舗装面でしたら耐荷重を気にすることがありませんので、舗装面でも手軽に菜園を楽しんでいただけます。
ベジトラグ(VegTrug)
もう1つオススメ商品。ベジトラグ。イギリス発祥の新しいスタイルの菜園です。
ちょっとしたスペースで簡単に家庭菜園が楽しめます。
大きな特徴としては立ったまで作業ができるので膝を曲げたり、腰をかがめず作業が出来る事。
高さがある事で日当たりを確保できる、通気性が良くなり、植物にとって優しい環境が出来る事。
そして大根などの一部根菜も育てることが出来るというところです。
そしてちょっとお洒落です
Sサイズは幅1034mm×奥行760mm×高さH800mm 重量18.8kg 組立式
土の容量は約130L
Lサイズは幅1834mm×奥行760mm×高さH800mm 重量27.3kg 組立式
土の容量は約235L
プランタ内の深さ(高さ)は約250mmです。
専用のライナー(土がこぼれない透水性のシートケース)が付属しています。
ちょっとバルコニーやお庭にあったらお洒落ですね。
天然木材ですがACQ薬剤高圧注入処理がされていますので長持ちします。
また容量は小さくなりますが、
ベジトラグポピー
幅650mm×奥行420mm×高さ815mm 重量2.7kg 容量30L
専用ライナー付
色はライムグリーン・パープル・レッド・ブラックの4色
骨組みはスチール製で折り畳み式ですので、簡単に収納ができます。
こちらには簡単な野菜やハーブなど育ててもお洒落ですね。
ベジトラグシリーズはひそかに流行ってます。
雨水タンクも結構使える。
マンションの方はお水をあげるのに平面上の行き来となるかと思いますので、そこまで苦にはならないかと思いますが、持ち家の方で2階お水を出せる環境が無い方はバルコニーのそばに雨樋があれば雨水タンクなんかを設置されても良いかもしれません。
雨樋を切って繋いだりする作業がありますので、すごく簡単というわけではありませんが少しの雨水を溜めておくとバルコニーでのお水やりが少し楽になりますので、参考までに。
ペットボトルなどに水を入れて置いておけばいいのですが、楽ですしエコなので雨水タンクもいいと思います。ただし200Lとか入るような大容量のものは先ほどの耐荷重でアウトになるかもしれませんのでご注意ください。
また密閉性のあるものでないと虫が湧く原因になるので桶みたいなタイプのものは避けた方が良いでしょう。
ただし雨水タンクはお洒落なものが少ないのでそれを隠すか、割り切って使っていただくのがいいかもしれませんね。
家庭菜園は気軽に楽しめる。
夏はトマトやナス、キュウリ・レタス・バジルなど
秋冬にかけては大根・ニンジン・ホウレンソウ・ジャガイモやイチゴなんかも育てることが出来ます。
一年を通して簡単に野菜を家族と一緒に、また一人暮らしでも趣味と実益を兼ねて。
普段は簡単に買ってきてしまう野菜も自分で育てると愛着がわいて本当に美味しく食べられます。
簡単家庭菜園初めてみてはいかがでしょうか。
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