仕事ができる人=仕事教えるのが上手い人にならないところが面白いというか、不思議ですね。
理解力・読解力の高い人は1つ教えると3くらいにして力を発揮する人がいます。
物事の本質がわかるというのか、基礎の構造部分を理解をしてそこから知識を増やしていくのが上手な人がいます。
そう言った人たちの中には分からない人たちの事が分からないという人が少なからずいます。
理解する脳と教える脳
理解力が早く仕事が出来る人は自分が教わったことをきちんと教わったように教えることができます。
ところが理解に時間がかかる人物に対して同じように説明をしてもまったく理解をしてもらえません。教えていることの手前の基礎部分を理解していないことが多いので、教えようとしている部分だけを教えてもやっぱり理解は得られないんですよね。
相手がどこからどこまでを理解していないかをこちら側が理解をしないと教えるという事は意外と難しかったりします。
教えるという作業は理解してかみ砕いてもう一つ深く理解するという作業が必要なのかもしれません。
教え方の視点とアプローチを変えてみる
例えば本をたくさん読んできた。国語の成績がものすごく良かった。という人や国語はあまり好きではなかったけど算数・数学はもの凄くできた。という人。
国語脳に優れている人はニュアンスを伝えると上手くくみ取ってくれたりします。
数学脳に優れている人には数字で根拠を示すと理解してくれたりします。
アプローチの仕方は違いますが教え方を変えると意外とすぐに覚えてくれることがあります。
先ほどと同じような話になりますが、やはり教える側は教えることを理解して多方向からのアプローチによって教えられるくらいに物事を理解していないといけませんね。
仕事を教えるために必要なこと
①指導が自分よがりになっていてはいけない。
あくまでお客さんに説明するように、いやそれ以上に懇切丁寧に伝える事が必要です。
②早口になってはいけない。
社員はお客様ではないので、上司に気を使い解っていない事でも解りましたと言いかねない。
解る人同士の会話は相当早いことを自覚しないといけない。
早いトーンで話していては会話の5分の1程度しか理解できません。
ゆっくりとひとつずつ理解をしてもらわないといけません。
③専門用語で話してはいけない
ネットいくなら初心者に、CSSで~、HTMLは・・・とか、JAVA?CMS?なんのこっちゃです。
きちんと解説しながら徐々に専門用語で会話できるようにしないといけません。
④分からない場所の本当の場所を探し出す。
一部分をを覚えてモノの本質を捉えないとその一部分覚えたことを十分に生かす事ができません。
どこが分からない?と聞かれても教える相手はどこが分からないのかが分からない。とこたる事が多々あります。
こちらが徐々に下って行ってわからない本当の場所を探し当てる必要があります。
何かに似てると思った。
なんでできないの?さきいったでしょ?
と言われている社員をみていると、なんだかどこかで見た光景だなって思います。
そうです。
自分のこどもに対して叱っている親のようです。
なんでできないの?先いったばかりじゃない。と親子のやりとりに似ていました・・・
何度言ったらわかるの?みたいな事は言ってもこどもには伝わらないんですよね。
ちゃんとこれはこうだからこうしないといけないよ。
こうなったらからこうなる。といった子供に教えるように指導をすると案外理解を深めたりしてくれます。
まあ家でも、会社でも子供がいるよう感じで、しかも会社の方のこどもはかわいくない(笑)
イライラするかもしれませんが、我慢も大切です。
結局のところ
優れた社員、優れた経営者=優れた指導者
という構造はなかなか成り立ちにくいんですね。
経営者や指導者は俺のところまで、高みまで登ってこい。という姿勢ではなく降りていかないと行けないと思ってます。
できる人間ばかりが集まり、組織が大きくなる。
理想的ですが、現実はそんなに甘くないんですよね。
90点社員も60点社員も、へたしたら40点くらいの社員も活躍できるような組織づくりに必要なのは優れた指導者が必要だと思うんです。
教える力、とでもいうんでしょうか。
僕も含めてもう少し高めて行きたいな。
と思う今日この頃です。
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