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社長(経営者)はいわゆる孤独である。しかし孤独であってはいけない理由

ビジネス
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経営者。厳密にいえば違う場合もありますが、世にいう社長さん。

良い車に乗って、クラブ(女性がいる方)に行って飲んで、いいなぁ。うらやましいなぁ、と思う人も多々いると思います。

但し、思った以上に社長という職業は孤独である。というお話です。

社長はなぜ孤独なのか

たくさんの従業員を従え、たくさん遊び、何が孤独なの?と思う方も多いかもしれません。

しかし社長とは孤独なのだそうです。

従業員と社長には大きな違いがあります。

それは企業の活動の最終の責任はすべて社長にあるという事、そして社長は経営に関する意思決定をしないといけないという事です。

もう少し分かりやすく言えば、後輩の社員は先輩社員にやるべきことを聞けます。分からないことも聞けば先輩が教えてくれるでしょう。

その先輩ももっと上の上司に聞き、教えを請うことができますね。

上司も社長に聞けばなんらかの答えが返ってくると思います。

社長は?

会社のTOPである社長は分からない事があっても自分で決めないといけません。どんな外からのアドバイスがあろうと経営コンサルタントが入っていようと、すべきことの最終意思決定を下すのは社長ですよね。

誰かを頼ったり、責任を他に押し付けたり、逃げたり全くできないのが社長なんです。

例えば、キャッシュフローの心配をして、売り上げが落ちたら売り上げを上げるための術を考え、従業員がやめればどうしようかと頭を悩ませます。

周りにいる従業員に今月はお金が少なくて困っているよ、どうしようとか言えないでしょうし、一人で考える事がもの凄く多いんですよね。

周囲に人はいても誰かに相談するという事が極端に少なく、心の中はいつも孤独だったりするんです。

社長は孤独で愚痴を言う。

僕がお付き合いをさせていただいてたり、お客様になってもらった社長。

年収で行けば1000~2000万クラスの方が多いでしょうか。

完全個人経営や外資系保険会社の営業の方がもっと稼いでいる場合だってあります。

なんで社長をやっているのか聞くと、社会貢献だとか会社を大きくしていくのが楽しい。

楽しいそうです。

僕には無い感覚なのでそのあたりが思考が違うんでしょう。

 

そんな社長様方と一緒に飲みに行くと社員への愚痴が多かったり、借入金の多さを自慢されたりします。

それなりに毎年収益を上げている会社ばかりですが、それが年々伸びていっている会社は正直少ない。毎年微増・微減を繰り返し現状維持程度といった感じのところが多いです。

じっくりと話を聞くと2番手となるような社員がいない、社長の考えを社員に伝える。そして社員の思いを社長に伝える。時には社長に意見をするようなバランサーの役割を果たすような人間がいないそうです。

規模の大きい会社の方は少なく、年商でいけば2億~10億くらい。従業員は5人から30人くらい。

いわゆるワンマンに近い形で会社を引っ張って行かなければならない。そして走り出したらもう止まれない。

楽しさもありながら、苦労もやはり多いようです。

そんな愚痴を聞きながら、ああ凄いけどそこまでして社長になりなくないと思ってしまいます。

人が定着しないで困っている

今の会社社長や取引先の関係者に聞くと一番出てくる回答がこれです。

僕の周りの建築系の会社に限ってですが、1年以上勤めきれないどころか一週間で辞めた。3か月で辞めた。

まあとにかくそんな話が飛び交っています。

あそこの誰々が辞めたらしいよ。なんて話から3年以上勤めていたあの人が辞めた。なんでかねー?

なんて明るい話はあまり聞きません。

もちろん、業界のせいと言うのも大きいのでしょうが、2017年の4月には求人倍率が1.48倍とバブル期を超えた、なんてニュースが少し前にやっていましたので、こんなに苦労してすぐに成果の出ないつらいだけの仕事をしなくてももっといい仕事がたくさんある。という事でしょう。

すぐに辞めても次があると思えば、しがみつかないですね。

優秀な人材はそれなりに優秀な会社に勤めてしまうのでしょう。

社長は孤独であってはいけない理由。

時代の流れはもはやワンマン経営で強い社長、英雄色を好む的社長を求めていないかもしれません。

社長の感覚だけで物事を決める会社はダメかもしれません。

方向性の根拠はデータで示す。きちんと従業員とのコンセンサスを得る。

情熱は大切ですが、もう少しスマートに経営をしていけないとこれからはますます苦しくなってくるかもしれません。

優秀な人材を確保するためには優秀な会社でなければなりません。

労働環境を整える。業務の効率化を図る。など常に業務改善を図る為に社長はもっと多方面から情報を吸収し、従業員の意見を聞いてコミュニケーションを取る必要だってあります。

従業員の意見を聞き入れろというのではなくそういう意見があると言う事実を認識することが必要です。改善の余地があるのかもしくは従業員のわがままなのか。しっかりと認識をして判断をする必要性がありますね。

全体にもっと関わり合いながら優秀な人材の安定して雇用できるように社長は孤独であった時代からの卒業をして頂きたいと思います。

また従業員も一蓮托生。その会社で長期間勤めようと思っているなら社長を巻き込んで業務改善、環境改善、アイデアの発信どんどんしていった方が結果よい会社になって行くのではないでしょうか。

 

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