普通に会話をしていて質問をすると質問と違う答えが返ってくる人がいます。
例えば仕事などでいうと、
僕「そのお客さん、ハウスメーカーはどこ?」
相手「そうですねぇ。5月完成です。」
うんしっかりと話を聞いていないな。
とか、
僕「A様邸の見積と図面できてる?」
相手「ああ 大丈夫です。」
大丈夫とはどういう意味だろう?出来ているのか出来ていないのかわかりません。
みたいな・・・
女性A「このかばんかわいくない?」
女性B「いくらしたの?」もしくは「使いにくそうじゃない?」
違うでしょ。この場合も答えはかわいいorそうでもない。なんじゃ・・・
もしくはわざとでしたらごめんなさい。
勘がいいというのか通常の人同志の会話なら成り立って当然と思っていても、なかなかそうでない人意外にたくさんいてびっくりします。
コミニュケーション能力が低い人もいますが、聞いていないというか論点が少しずれてしまっている人。
日常の会話ならまだしも自分が上司でちょっと変わった返答が返ってくるとお客さんの前でもやっぱりちょっとずれてるんじゃ?とちょっと心配になります。
ちょっとどの辺りが問題なのか考えてみたのでそんなお話です。
考えられる理由
- 自分に自信がなくパニックになり訳の分からない返答になる。
- 人の話をそもそもあまり聞いていない。自分の得意な話をしたい。
- 脳内で勝手に人の質問が変換されている。
- こちらの質問の仕方が悪い。
早く答えろ!なんてプレッシャーを掛けられると緊張してまともに返答ができなかったります。
もっと私(俺)の話を聞いてよ。っていう人もいます。ちょっとそれは後で聞くね~。
脳内変換・・・これも思い込みやしっかりと最後まで聞いていないんですね。
それぞれ理由は様々ですが、結果人が話した内容を最後まで聞いておらず見切り発車で回答をしてしまったり内容が理解できないけれど返答してしまい全然違う回答している場合が見受けられます。
論点がずれる人の性格も特徴的だったりしますので、それも少し見て行きたいと思います。
論点がずれがちな人
ちょっと独断と偏見も混じっているかもしれませんのでご容赦ください。
- 自信に満ち溢れており、自分が絶対的に正しいと思っている人
- 自分に自信が無く人の話では無く顔色ばかりを窺っている人
- その分野について知識が乏しくそもそも理解していないのに会話に入ってくる人
- 脳内の処理速度が遅く一度にたくさん言われるとほとんど漏れてしまう人
- 集中すると他ごとが見えない人
オールマイティな人はほんの一握りで中々バランスに優れた人に巡り合う事は少ないくらいに思っていた方が多分良いのだと思います。
一番やっかいなのは自分に変に自信を持っている人。頑固な人。かなり手ごわいです。
相手が話を聞いてやろうとか、歩み寄ろうという姿勢がないと何も聞いてくれない。反発されておしまいとなってしまいます。
そんな論点がすれる人と対峙した場合にそうするべきか。対処法はあるのでしょうか。
会話の成立のさせ方
これを言ってしまうと元も子もないかもしれませんが、とにかく時間をかけて繰り返し間違いを指摘します。
最初の会話に戻りますが、
「明日の準備はできてる?」と聞いた場合の答えは
「できてます。」「まだできません。」の二択です。
とにかく、できてる?できる?に対してはYES、NOで答えて。
まずはずっとコレです。
「契約できそう?」という問いに対しては何かと理由をつけて答えをはぐらかせる人多めの質問です。これは特異な人でなくてもなにかと理由だけを述べて結論を言いたくない人が多いようです。
自信が無ければ、「できなさそうです。」でもいいですよね。
できなさそうとはっきりと言ってくれれば、何が原因でできないのか、それをどうすれば出来るのかそんな話もできると思います。
話が少しずれましたが、よく言うようにビジネス会話の基本は質問に対しては結論から答える。これしかないんですよね。
「無理です。○○が□□なので現実的には厳しいと思います。」
じゃあ何か考えてみようか。
となりますが、
「いや〇〇が□□で、△が×で、~~。ええと・・・ 」
と現状の経緯の説明をされても
だからいけるの?無理なの?どっち?
みたいに上司をイラつかせるだけかもしれません。
よって質問をする際に「YESかNOで答えてね。」と質問を完全に二択にすると割と会話のずれを修正することができます。
ビジネス以外では割と変な感じになってしまうかもしれませんが、話が長い、要領を得ない人には二択は割といいかと思います。
友人の場合はそれでもはっきり返事が返って来ない優柔不断な人もいますが、そこはご愛敬ということで。
その二択の質問にする場合に質問者の努力も当然必要で、主語、述語をはっきりとわかるような質問をします。二択でない場合にも、一気に質問をせずに一回に一つの質問に限る。
僕は、営業マンなんで営業よりの質問文になってしまいますが、
A「君が今日作っているその見積は今日中にできますか?」
B「今日には無理そうです。」
A「なぜ君は今日中に出来なさそうなの?」
B「○○の外注分の見積がまだ来ていないからです。」
A「君はいつ外注さんに見積依頼をかけて、いつ来る予定でいたの?」
B「2日前に依頼をかけました。いつ見積が来るかは確認していませんでした。」
一度にたくさんの質問を複合的に解決することは難易度が高いです。
少しずつ細かく分けて質問をしていけば、相手側も答える事が容易になります。
またBさんが見積が出来ていない理由もはっきりしてきます。
論点がずれてしまう人には1回1質問の繰り返しというのも効果的です。
僕は、相手を傷つけるような言動はなるべく避けるようにしていますので効果的なのは漫才的ツッコミ風に対応するようにしています。
「質問の答えになってないやん。はいかいいえっていつも言うてるやん。」的にほぼ突っ込んでいます。関西人ではないのでちょっと違う言い回しですが・・・
まとめ
正直、この人会話が成り立たないなって思う人も少なからずいるものです。
しかしながら発想を少し変えてこの人はなぜこの質問に対してこの回答をしたのか?
と考えて行くと問題点は見えてきたりします。
多くのケースは順を追って、質問を一つずつ。
一度に複合される質問をされるとちょっとずれてしまうので質問の分解です。
「これできた?」
「なんでできたの?なんでできなかったの?」
「どこが困った?どこが上手く行った?」
など少しずつがいいですね。
これを繰り返していくとコミュニケーションが上手く取れていったりします。
会話がずれて困っている方、順を追って、一つずつ。の繰り返しを試してみてはいかがでしょうか。
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