日本語の微妙なニュアンスの違いや使う言葉を選ぶという脳内作業が割と好きな方なので日頃から何かあるとそんな違いやなんかを考えていたりします。
- 好きな人
- 大事な人
- 大切な人
あくまで個人的な感覚なのかもしれませんが、使う相手を選ぶ言葉だなんて思います。
みなさんはそんな言葉のニュアンスの違いなんて気にされたりするんでしょうか。
好きから大事、大切へ
辞典の説明のような事は省かせて頂きます。
人と接しているとこの人一緒にいて楽しい。笑った顔が素敵。などがあると段々と好意を持ってその人の事を好きになったりします。
好きという言葉は使い勝手がいいので比較的に容易に使ったりします。
「面白いから好き。」
「あなたの事好きになったよ。」
また部分的に使用すると
「あなたのそういうところ好きだよ。」
もう少し感情が上向くと
「大好きだよ。」
なんて言ったりもします。
真剣にも使えるし、少し冗談めかして使う事もできます。また恋愛感情でだけなく、野球が好き、サッカーが好き。ゲームが好き。
なんていう際にも使用するので言葉的には使用難易度は低めです。
一方、大事や大切などの言葉は非常に使用する難易度が高く、また容易に使えない何か重たさというか責任感のようなニュアンスが含まれているように思います。
「私の大事な人です。」
「大切にします。」
「大切に思っている人です。」
いや中々ここまでいくとやっぱり責任感を伴い、自分の中で相手の事は相当重要度が高い存在であることは間違いなさそうです。
大事と大切は違う?
この辺りは類義語で同等に扱われてしまうことも多いようですので、完全に個人的な解釈となってしまいますので予めご了承ください。
辞書の言葉を借りるなら
大事
価値があるものとして、大切に扱うさま。
重要で欠くことのできないさま。
大切
もっとも必要であり、重んじられるさま。
丁寧に扱って、大事にするさま。
とあります。
個人的には大事にするという言葉には、相手への想いに責任感や義務感の方が少し勝っていると印象を受けます。
大切という言葉により優しさと自分が相手に対して必要性を感じていると思うのですがいかがでしょうか。
小うるさい野郎だななんて思われる方も少なからずいらっしゃるでしょうが、とにかく今この状況に最もふさわしい言葉を使いたいという欲求と少しでも自分が発した言葉の細かいニュアンスの違いを感じて欲しいと思ってしまうのは自分の悪い癖ですが、このあたりを共感できる人がいると本当に嬉しかったりします。
そういう人なども僕にとっての大切(事?)な人だったりするかもしれませんね。
最後に
こんな事を思ったのは家族や会社の人間、友達など普段付き合っている人たちに対して知らず知らずランク付けでは無いですけど、その人の存在が自分にとってどれくらいくらいの重要度があるかによって好き、苦手、大事、大切というような分け方を自然としているな。
とふと思ったのがきっかけです。
自分にとって大切であると感じる人はやはり少ないですが、それだけ重要度が高いんだなと再認識もしたりしました。
自分が本当に必要としている人。
自分が守ってあげたいと思う存在。
大切だと思う人。
皆さんはどれくらいいるんでしょうか。
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