土地探しの決め手は優先順位を決めてと前回書きましたが、もう一つ重要なことは近隣・周囲の方がどんな人なのか。そしてどんな場所であるのか。
自分で調べるのは限界がありますので、やはりその場所の事をよく知っている不動産屋で聞きたいところです。近隣の状態をよく知っていてどんな感じかを教えてもらう事は非常に重要になります。
彼らもノルマを抱えていたり、売り主からまだ売れないの?とプレッシャーをかけられたりしています。人気のある土地はそれなりの宣伝をすればあっと言う間に売れて行きます。
例えば分譲地でも利便性が高いところは南側道路から売れて行き、そして角地が売れ、北側の真ん中あたりの敷地が残っていったりします。
その北側の土地は価格が少し下がり、日当たりがよくなるような吹き抜けの家を建てることによって便利な土地にそれなりによい家を建てられた。という事になればいい土地を見つけられたという事にもなるでしょう。
新しい分譲地でしたらみな新しく住む人たちばかりなので近隣と仲もまあそれなりには良い関係が保てると思います(たまに問題がある方もあります)が、ぱっと空いた昔ながらの土地などは気をつけないといけない事もあります。
その土地大丈夫?
土地を買って隣地にあいさつに行き、その時は良さそうな人だったのにいざ住宅を建て始めるとものすごいクレーマーだった。以来お隣りさんとは目も合わせないとか、隣の人がうちのリビングの目の前に洗濯物を干していてストレスだとか、そんな話も少なからず聞きます。
僕は今、お庭関係の仕事をしていますが、隣地から見えないように目隠しをしたい。とか隣り人がうるさいのでブロックでしっかりと境界を作りたいとか。
隣人との関係性で何か工事を余儀なくされる方の相談はとっても多いです。
そう思うと近隣の方との関係もとても大切ですね。
近隣の方がうるさい人だった。
不動産屋や住宅メーカーでも近隣の方の情報を少しくらい持っていたりする事も多いので、近隣の方はどんな方なのか情報を仕入れるとよいかと思います。
不動産屋は売り主さんからその土地の情報を詳しく聞いているはずですので少なからず近隣がどう感じの人かは売り主さんから聞けるはずです。
あまり変な方も多くはいないと思うのでそこまで気にしなくても良いかもしれませんが、20年間口を聞いていないとか、目隠しフェンスを建てようと思ったら日当たりが悪くなるのでダメだ。なんて言ってくる方も中には見えるので一応チェックしておいた方が良いでしょう。
町内のしきたりがすごい。
町内で毎週神社の掃除をしないといけない。U字溝の掃除が月に一回ある。高齢の方ばかりで町内の仕事は若い夫婦に押し付けられる。これは街中ではあまりないかもしれませんが、町内に住むと町内会費がかかったり清掃や町内会のなんとか委員に選ばれたりとある程度の負担は発生してきます。
行事は土日に行われる事が多かったりで土日とも夫婦共働きであったりすると「なんだあそこの新参者は。協力的じゃないな。」と言われたりする可能性がありますので、町内の行事なんかについても調べておくと良いでしょう。
これらも結構愚痴っぽいお声を聴きますので、事前に一応確認しておくとよいでしょう。
なんか変な匂いがする。
冬場に住み始めたわが家、夏になったらなんか異様な臭いがする。と言った話もたまに聞きます。ビール工場の近くでは酵母の匂いが夏になると匂いがするとか、ラーメン屋が近くにあり豚骨スープの臭いがする等、季節によって気になる臭いが流れてくる場合もあります。
よほど臭いがある場合は土地の重要事項説明に含まれているはずですので、工場が近くにあったり、飲食店があったりと気になる場合はチェックした方が良いでしょう。
その他
同じような理由で工場の稼働中音がうるさい。
工場もガタガタ・トントン音を出しているところあります。後から住むの形になりますのであまり、おたくの工場うるさいですね。とは言えないと思いますので、平日に工場稼働中に確認されるとよいでしょう。
線路の近くは電車の音が気になる。
線路から1km離れていても夜中に音が聞こえたりします。よほど神経質にならなければ気になりませんが、一応確認をしておいてもよいかもしれません。
近隣に保育園があり園児がうるさい等、声や音の問題もストレスになる可能性がありますのでそのあたりも一度確認してもよいかもしれまれせん。
その他、虫が多い、雑草が多い、庭の水はけが悪い等住んでみないと分からない事が結構たくさんあったりします。
こんなはずではなかった。が少なくなるようなるべく事前の調査を済ましておくと良いかと思います。
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