お家を建てられるにあたってついてくるのが外構工事。
お家の前でお客様を迎える顔の部分でもあります。よくあるのは建物に費用がかかりすぎて外構予算を抑えた結果せっかく立派な家が建ったけど外構は手つかずで駐車場は砂利のまま、簡易な機能門柱を建ててしばらくはこれでいいかと思い早2年。とか最低限の外構だけやって少し不便な思いをしながら生活をしている。
家が立派であればあるほど外構工事がきちんと行われていないとせっかくのお家が貧相にみえてしまうこともあります。
外構工事はどこにたのめばよいのでしょう。そしてまたいつから打合せをしていけばよいのでしょうか。
外構工事のプロがオススメするタイミングや予算について少しお話してみます。
外構の予算はいくらくらい?
外構工事の予算には特に決まりはありません。
100万ほどあればまあまあな外構ができるだろう。と思っている方も多いかもしれません。
そんなことはありません。100万では最低限の事しかできないと思って頂いた方がよいでしょう。外構をある程度見栄えのするものにしようとすると一般的にちゃんとした住宅営業マンは建物建築費用の1割から2割ぐらいの予算を取って下さいと言います。
2000万のお家なら200万、3000万のうちなら300万。
ハウスメーカーの営業さんは住宅の契約を取りたいがために予算は100万くらいでいいです。150万円見ておけばよいでしょうなど適当に予算を組んでしまう人がちょくちょくいます。
彼らは住宅のプロであっても外構工事のプロではないので、建物の1割くらい見込んでくださいと言える営業は住宅全体をよく知っている信頼のおける営業かもしれません。
外構工事はその名の通り外の門構え等からその名がついていますが、今は門構えをそんな立派に作る方も少ないように思います。
敷地の外周をブロックで囲って、駐車場をコンクリートで舗装して、お客様を家族を迎えるアプローチをつくってと工事をして行きますが、100万あったらどれくらいの事ができるのでしょうか。
駐車場2台用を重機を持って来て、掘って土を捨てて下地をつくってコンクリートを打っておおよそ30万程度(税込)
18m×8mくらいの敷地だとすると外周のブロックを2段、3方向やろうとすると44m、ざっとどうでしょう。こちらも30万円ほどはかかるでしょう。その上にお値打ちフェンスを施工するとさらにプラス20万程。
これで80万円ほどになります。あとは建物周りに防草シートや砂利を敷いたり、門塀を作ったり、アプローチを作ったりで100万少し超える金額に。
カーポートやウッドデッキ、洗濯干し用の屋根やサイクルポート(自転車用屋根)。このあたりのやりたい事は100万を超えてから追加できるような事になってきます。
予めやりたい事を踏まえて予算を組みたいことろです。
外構の打合せを始めるタイミング
前段の話のように外構の予算取りは適当に決め、建築着工した後から打合せを始めたりするとやりたかった事ができなかったり、思いの他予算がかかってしまい、ええ?こんなはずではなかった。という事にもなりかねません。
間取りが出来る前に外構屋さんと打合せをしても外構屋も間取りができてないとなんとも言えないですねー。なんて事になるかもしれませんので、ある程度間取りと配置が決まってきた時点で外構屋を数件訪問し、比較検討するとよいでしょう。
中には駐車場やアプローチなど使い勝手を考えて間取りをこうするともっと外も中も使いやすくなりますよ。とアドバイスがあり建物だけでは気づかなかった発見もあるかもしれません。(建物より先に行う先行の造成工事や先日土地の件でお話していた歩道の乗入れ工事や、水路の乗入れなど土地を購入した場合は少し早めに動かれてもいいかもしれません。)
あまりゆっくり打ち合わせを始め、建築工事も終盤になってから打ち合わせを始めた方の例ですが、門を建てようと思っていたところに排水のマスがあったり、照明をいくつか付けたいなと思っていたら家からの出してもらってある電源が少なかった。
排水のマスの高さや、浄化槽の地域の方などですと浄化槽の高さが高すぎて駐車場の勾配がものすごくきつくなってしまった。
ブロックとフェンスをやりたかったのに家とお隣とが狭すぎて後からはできなくなってしまった。
など打合せが遅くからスタートをすると見つかる問題点もいくつかあったりしますので、建物とをある程度同時進行で外構工事のお打合せをしてくのがよいかと思います。
やっておけば良かったと思う事
他にもやっておけば良かったと思われることがたくさんあります。
思ったより夜が暗くて、照明計画をしておけば良かった。
散水栓を設置したけど使い勝手が悪い場所だった。
自転車の置き場を考えなかったので置き場に困っている。
自転車用の屋根を設置しておけば良かった。
植物が全くないので寂しい外構になってしまった。
外に物置を設置しておけば良かった。
荷物が思いのほか多くて収納が足りない。
その他やっておけば良かったと思う事もたくさんあったりします。
やりたい事、設置したいものはあますところなく一旦すべて伝えましょう。
今は無理でも将来的にできるようにスペースを取っておいたり、照明用に空の配管を仕込んでおいたりと計画を予めしておくこともできます。
準備をしておけば後から出来ないという事もなくなりますので要望はしっかりと伝える。
そしてこれは出来ないかとすべて質問するのが良いかと思います。
後悔のないように早めの打ち合わせしっかりと要望をまとめて伝えることをお勧めします。
コメント
[…] 外構工事はいつから打合せをしたらいいのか。建築工事契約と同時くらいが理想的。 […]