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自分で考える力を養うために必要なのは努力ではなく興味を持つこと

ビジネス
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今からちょうど一年前くらいに新入社員が2人入ってきました。

未だに同じ質問を繰り返ししてきます。

15分に一度以上は質問をしてくるので、「俺はSiriじゃねーよ。」

気軽に質問しすぎだよ。と思わずツッコミも入れてしまったりしてます。

少しずついろんな知識を身に着けて、少しは自分で考えられるようになっているだろうと思っているのですが、全く満足のいくような状態ではありません。

こちらの要求が高すぎるのか、彼らのレベルが低いのかわかりませんがとにかく自分で考えないという事に結構困っています。

かなり推察が入ってしまうかもしれませんが、原因と対処法はあるのか自分なりに考察してみました。

自分で考え(られ)ない理由・原因

  • 基本的な事が理解できていないので考えることが出来ない。
  • 自分で考えて行動を起こすとその責任を負わなければならないので、相手に委ね責任を逃れる。失敗を恐れて消極的である。
  • 仕事自体に興味がなく、覚える気がない。
  • マニュアルがないと行動できない。
  • そもそも記憶力・分析能力がない。

ぱっと思いつくところだとこんな感じです。

他業界からの参入してきた人にとっては建築業界はちんぷんかんぷんでも仕方がないと思います。しかしながら中途採用で入ってきている為、ある程度即戦力としての活躍を期待されています。

中小企業であるためOJTによる仕事の教育が行われています。

OJTとは、職場の上司や先輩が、部下や後輩に対し具体的な仕事を与えて、その仕事を通して、仕事に必要な知識・技術・技能・態度などを意図的計画的継続的に指導し、修得させることによって全体的な業務処理能力や力量を育成する活動である。

Wikipediaより引用

まあOJTと言えば聞こえが良いですが、やりながら覚えなさい。といったところです。

建築業は覚えることも非常に多く、デザインや商材も膨大な量があるため、1年間勤め上げたとしても全体の10分の1も覚えたことにはなりません。

ですので常に知識を入れないといけない。知識を入れて数をこなして何とかしなさい。といった要素が強すぎるのかもしれません。

覚える事が多すぎて順位付けができていないという事もあるかもしれません。

即戦力を求めつつ、即戦力にはなりえないというパラドックスに苦しんでしまう側面もあります。

話を聞いてみると

解決策を導くためには本人に問題点を深く認識してもらう必要性があります。

なにが問題の原因になっているのかは本人に聞くしかありません。

愚痴を聞くような形でもいいかもしれませんし、とにかくフラットな気持ちで相手の意見を聞きながら原因を探って行きます。

 

社員A君の場合はこうでした。(質問魔で商談にも常に同席を求める君です。)

「知識量が少ないために自信が持てない。どれも新しいことばかりで質問されてもうまく答えられない。」

RPG風に言えば持っている武器が少ない為、お城の近くの原っぱで弱い敵をやっつけながらレベルアップ中といったところでしょうか。

なかなかストーリーを進めれそうにありません。

 

社員Bは反対パターン。(キャラ得で勢いに任せて行動するタイプ)

「あの客とは合わない。細かすぎる。だって僕そんなことまでわからないですもん。」

開き直って独善的。レベルアップは速いけど町の人のキーポイントとなる話を聞かずにストーリーがやっぱり進まない系です。

じゃあどうすればいいの?

先ほどのA君の場合

本当は簡単なんですよね。知識がないなら知識をたくさんつける。たくさん知識を付けるためにどんどん経験を積む。

消極的にならずに積極的に行動を起こしていく。これだけなんですがこれが多分ハードルが高いんでしょう。

B君の場合が少し問題がありますね。

今の時点の自分が正しくて悪いのは周りの人たちだという認識。

この考え方を覆して、まっとうな方向性にもっていくのが意外とやっかいです。

 

A君には

とにかく商品にもっと興味を持つようにいいました。商品に興味を持てばもっとその商品の事を知りたくなるんじゃないの?と。

ただただ流れで仕事をして休日には仕事の事は忘れて休んで、また出社してああしんどいと言っているA君は自分でやりきった達成感がありません。

質問をしてその通りに仕事をして何とかなった、ダメだったの繰り返しから知識を付けていくことで少しずつですが成長をしているような気がします。

 

B君に対しては未だ格闘をしていますが、

もう少し周りの事を考えろと。ごく真っ当なことを言い続けています。

だってわからないですもん。は今は仕方ないけどずっとそのままではいけないよと。

B君はちょくちょくお客さんから怒られたりしています。

その原因は、はっきりしていてその直球的な発言と開き直りのような態度です。

B君にはいつもそうなった原因を聞き、その結果どうなったという報告をさせています。

そのことでいつか気づきを得て欲しいと思っています。

考える力とは

結局

全ての現象には必ず理由がある。

 

・やるべきことに対して興味を持つ事ができるか。

・結構多くの人が流してしまいがちなことですが、何が原因でこういう結果に至ったという分析をできるかどうか。

この2点さえしっかりできれば考える力は自ずとついてくるのではないかと思います。

もちろん分析するだけでは駄目でその分析をもとに改善を図っていく。

そんな流れで人材を育てていければ良いな。

と理想論を語ってみました。

 

 

 

 

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