家を購入された後、ホームセンターでラティスフェンスを購入して簡単に目隠しをしたり、プランターを掛けてハンギングなどをしたりする方が結構おみえになります。
で、僕のような外構・造園業をしている会社でよく相談に来られるのが、ラチスフェンスが腐ってしまったので新しく腐らないもので目隠しをしたい。そして古くなったラチスを撤去処分して欲しい。
そんな相談に来られる方が月に1、2組くらいは訪れます。
そこで今日はホームセンターなど売っている天然木のラチスフェンスの耐久性、メンテナンスの必要性や、その他長く使えるオススメ商品などお話しできればと思います。
天然木(お値打ち品)ラティスの耐久性
あくまでメンテナンスをあまりしない(していない)という条件ですが、僕らのところに来られる方はホームセンターでラティスフェンスを買って設置してから2~3年くらいで腐ってきた。という方が多いです。
ある程度塗装などしてメンテナンスをしている人でも5年~10年くらいでは腐ってきたと来店されます。
材質としてはお値打ち商品(2000円程度)として杉材やパイン材などがありますが、もとから耐久性が高いものではないので、長期間使いたいとなるとあまりお勧めできる素材ではありません。
それでも長く使い方も見えるのでメンテナンスはどうするのか。
メンテナンスは最低年1回
木部保護塗料(ガードラックは水性保護塗料、キシラデコールは油性保護塗料)をこまめに塗ってあげると使用期間は5年から10年ほどまで上がる可能性が高まります。
ガードラックも油性シリーズがあります。
以前にウッドデッキのメンテナンスの記事を書いた際にもキシラデコール等を勧めさせて頂いていますが、木は呼吸をしていますのでニスやペンキを塗る事は本来あまりいいことではありません。(木が呼吸できない為)
木部保護塗料で有名どころはサドリン、キシラデコール、ガードラック、ステンプルーフと言った名称の商品ですと間違いがないかと思います。
この際に気を付けたいので金具などが木に固定されているならそれを外してから塗装をして頂きたいです。金具で濡れなかった部分から腐ってくるケースも非常に多いです。
ではメンテナンスがあまりいらない、耐久性の高いラティスフェンスはどんなものがあるのか見てみましょう。
高耐久、低メンテナンスラティス
天然木材、人工木材、異素材のラティスを見ていきましよう。
ウリン材なら天然木材の中でも抜群の耐久性があります。
セランガンバツ ハードウッドですがラティスは珍しいですね。
人工木材。メンテナンスがほとんどいらず、質感も高い商品です。
高密度ポリエチレン製でこちらもメンテナンスの要らないパネルになります。ラチスの目も細かいので目隠し効果も大ですね。ただし価格はかなり上がります。
ラチスとはちょっと異なりますが、こちらのトレリスはアルミ製でメンテナンス不要でヘデラやモッコウバラなどの蔓性植物を這わせたりするならこんな商品も良いかもしれません。
まとめ
木製ラティスフェンスは価格もお値打ちなものも多いので、お買い得感があります。
ただし、それを使う目的や期間を考えてから購入されることをオススメします。
住まい方は数年単位で変わってきたりします。
短期間の使用でよければなるべくお値打ちなものを、長くいいもの使いたければそれなりのもを。
ガーデニングされる際の一助になれば幸いです。
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