仕事の仕方、取り組み方で自分が使える時間が大きく変わってきてしまいます。
仕事が早い人間が2時間で済む仕事を5時間、6時間取り組んでも終わらない人もいます。
両者の間には個人的な能力の違いもあるでしょうがいくら能力差があるとは言えそこまで時間に差がついてしまうのには何か決定的な理由があるはずです。
時間の使い方や仕事に対するGOALの設定の仕方。そのあたりを見ていると仕事を早く終わらせる人と終わらせられない人の差がよく見えてきます。
今日はそんなお話です。
目標(GOAL)を設定してからの逆算で仕事はするべきである。
仕事を進めながら考えて、考えながら仕事を進める。僕も多分にありますがいつもGOALを設定してから仕事に取り組む事にしています。
またいつもの営業の話で申し訳ありませんが、営業マンは契約することがある意味のゴールです。また現場の管理もしていますのでいつまでに完成させる為の段取りも必要になってきますので、その辺りも踏まえて書いていきます。
契約までの仕事の流れ
仕事が遅い人の場合
①接客(ニーズ調査)をする。
お客様のやりたい事を聞き出す。
②現地を見て、プランニングをしてプランをあーだこーだと考える
何がやりたかったか思い出しながらプランを考える。(聞き漏らしがある。)
③プランが完成したらメーカーなどに見積依頼をかけて、見積回答が着て自社見積を作成する。
④プラン・見積が出来ましたので見てください。とアポを取る。
ここまでだらだら2~3週間。アポがすぐ取れればいいですが先方の都合で1週間ずれれば最初に会ってから早1か月。
うーん。ライバル会社が1週間でプラン見積を作っていたらもうライバルは2回、3回会っているかもしれません。
これでは仕事が遅い。成約率が悪い人の典型です。
仕事が早い(目標設定型)の人の場合
①接客(ニーズ調査)をする。お客様のやりたい事を聞き出す。お客様の心配ごとを聞き出す。
お客様のまで完成までのスケジュールを説明し、逆算をしてこの日までに契約する必要があると説明をする。
プランニングをその場で手描きで進め、商品の選定をある程度すます。
そこで予算が大体いくらか説明をする。
次回アポを取る。
1週間から2週間後の約束をする。
②現地を見てプランニングをする。
お客様の心配ごとの解決策が無いか現地に確認に行く。
考えるのでは無く、打ち合わせ内容をCADに打ち込んで行く作業になるのですぐに終わる。
③お客様へのプラン提案。
手描きで書いたものをまとめて綺麗に提案。予算も伝えてある。心配ごとも解決されている。
満足度が高く成約率が高い。
GOALまでの一連の流れを考えてみる。
ここでいうGOALとは契約を取る事だと考えると契約をするためには何が必要かを考える必要があります。
契約がいつまでに必要(欲しい)であるかを自分で設定してみる。
設定をしたらどの手順が一番最短かを考える。
契約するために何が一番必要か。デザイン・性能・価格・安心感など、どこに重きを置いているのかは聞けばわかりますし契約できないという事はどこかに必ず問題があったという事になるので、そこはしっかりと抑えておきたいところです。
この契約というGOALがあった場合には初回に契約できるための条件を全部聞き出す作業であり、ニーズを調査する場ではないと思わないといけません。
逆に言えば契約出来ない理由を潰す為の場でもあるわけです。
初回聞き取り→調査→プランニング→提案→修正→再提案→契約
このような流れが一般的だとした場合に、
契約をする為に一番必要な事は何か。
もちろん初回の聞き取りですね。
提案、修正の繰り返しになってしまう人はどこかの要望を必ず聞き漏らしているから修正を繰り返す事になるわけですし、要望通りのものを初回で提案できれば契約(GOAL)への道も早いはずです。
自分が出来る範囲でのスケージュリングをしない
自分の力が今これくらいで、仕事ができるスピードがこれくらい。
なので次回のアポイントは2週間後で。
なんていうアポの取り方は邪道です。
いつまでに契約できるのかをまず設定してからその逆算でアポイントは取るべきです。
人によって欲するスピード感が違うのに自分のペースで仕事をしていてはいつまで経っても仕事は速くなりませんし、成約率はあがりません。
物理的に絶対無理でない限り(ライバル社ができるなど)は周りを巻き込んででも先方の期待に応えてしかるべきです。
そこで周りがどんなやり方をしているかを学ぶ事もできますし、自分自身の無駄を省こうという意識も芽生えてくるかと思います。
結局ゴールありきである。
仕事を進めながらGOALへ向かうと仕事は長引いてだらだらとしてしまいます。
いつまでに何を終わらせるというGOAL設定をしてからそれをする為にいつまでに何が必要であるかを考える。
その為に自分がいつまで何をどこに依頼し、自分がどう動いていけばいいかを考える。
逆算していけばそこに不可能な場所も見つかり、仕事でつまづくポイントも発見できます。
当たり前に言われている事ですが、実行するのはなかなか難しいかもしれませんが、一度このようなやり方で仕事に取り組むと仕事時間も短縮でき効率よく仕事が出来るようになってきます。
仕事が遅くてお困りの方は一度そんな方法を試してみてはいかがでしょうか。
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