提案営業を生業としている人たち。
たくさんいると思います。
最近では営業職というのもかなり人気が薄いんでしょうか。
転職サイトなどに掲載をしても全然いい人が来ない。という話を結構聞きます。
特に建築業界などは面倒くさい。クレーム産業である。
等の理由から敬遠されがちなのかもしれません。
同じように工事業者の職人さんも高齢化、若い人がすぐやめてしまうというあまり芳しくない方向性に向かっているようです。
単純にモノの販売ならAmazonや楽天などで購入した方が楽ですし、僕も良く利用しています。
情報をきちんと検索して知り得る事が出来る人たちはどんどん営業マンからモノを買うのでは無くなりある程度情報を得て比較検討してネット購入をする流れはどんどん加速するんでしょう。
その世界に営業マンという人たちの価値はあまりないのかもしれません。
しかしながら、ネットでは分からない事、自分が体験しないと知りえない事はまだまだたくさんあるのでそこに勝機はあります。
高い専門性があり、それをいかにうまく提案できるのか、そして何よりもお客さんが何に困っていて、何をどう解決したいのか。
何を欲しているのか。自分と契約することによってその後の生活(仕事・業務の効率化等も)がどれだけ良くなるよ。という事を描いてあげられるのか。
そのあたりがまさしく営業マンの仕事だと思っています。
最近の会社での流行があって、
「お客さんに勧めると思うな。お客さんを自分の親だと思って、兄弟、家族、恋人だと思って親身に聞いて、一緒に話を進めて行けば契約なんて簡単だろ。」
というような言葉がボスからありました。
まあ、当たり前の話かもしれませんが家族にはきっと
「これはココがいいけど、ここは良くない。せっかくお金出すならこれくらいのスペックでこれくらいの事まではやらないと損だよ。」
なんて割とざっくばらんに話をすると思います。
もちろん言葉使いには気を付けないといけませんが、自分の会社の事も含めていい事しか言わない人はかえって信用できない。なんて場合もありますし、素直に会社のいいところ、悪いところも言う。
お客さんのやりたい事のいいところ、悪いところも言う。
それはやめた方がいい。こういう風にした方がいい。
と家族に話すように素直に話す。
それだけでも結構、心を開いてもらえて受注に繋がりやすくなると思います。
実際に会社全体でも受注率が上がってきています。
そんな単純なもんじゃねえよ。
という声も聞こえてきそうですが、意外とそんな単純な思考の切り替えだけでも何かが変わったりするものです。
ちょっと格好をつけすぎてしまって仕事が上手く行かないときは自分のお父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃんに勧めるならどうするかな?
なんて考えながら提案するといい結果を生むかもしれませんね。
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